子育て
助産師が伝える、0歳~3歳の子供へのコロナ対策~感染予防編~
全国的にコロナウイルスが広がる中、いかがお過ごしですか?
気軽に外に行くことが難しいなかで、ママ達の気がかりは何といっても
「子供たちが感染しないか?」ということではないでしょうか?
MASIKA助産院へも「コロナウイルスの子供への感染が心配」という、ママからの相談が寄せられています。
その中でも特に多いのが
0歳~3歳の小さいお子さんの「感染予防」
・マスクをしても嫌がって外してしまう
・外に行くと、色々なところを触ってしまう
・手洗いやうがいが難しい
など
大人と同じようにできない ということからのお悩みです。
ママ達からの「知りたい」にお答えするために
今日は、お子様に向けてのコロナウイスルス予防対策をお届けします。
当たり前ではありますが、子供が自分で感染をしてくることは集団生活に入っていない限りは稀です。
また、集団生活であっても、子供の集団に関わる大人(例えば両親や保育士さんなど)から感染することが大半です。
ですから、先ずは大人が感染予防の対策をすることが大切です。
一番簡単なイメージは「自分がインフルエンザにかかっている」と過程したもの
・帰ってきたら手洗い、うがい
・子供の手が顔に触れないようにする
・口移しでものを与えたり、お箸の共有をしない
・お部屋は乾燥を防ぐ
・換気をする
等が対策として有効です。
2)子供の手洗い
小さなお子さんは手洗いが難しいことも多いですよね。
また、好奇心が旺盛なので、色々なところを触ってしまう・・・とい悩みもあります。
・0歳児さん
まだ、色々な場所を触らない赤ちゃんは
→濡れたタオルで丁寧に拭いてあげる
人が触れたものを自分で触ることがないため、感染のリスクは一番低いと言えます。
ですがスーパーのカート等、様々な人が使うものを使用する際は、事前にアルコールなどで消毒をしてから、お子さんを載せてあげるのが理想的です。
(それは無理・・・という方は、できるだけ共有部分にお子さんが触れないよう、小さな毛布などを赤ちゃんの下に敷く等工夫をしてみてください)
自分で手洗いができない年齢のお子さんは、ママが手伝って石鹸で手を洗いましょう。
外部との接触の後は、手洗いの習慣があると、コロナウイルスだけでなく、様々な病気の感染予防になります。

3)子供のうがい
うがいには「グチュグチュうがい」と「ガラガラうがい」の2種類があります。
ガラガラうがいができるようになるのは、かなり年齢が大きくなってからなので、まずは「グチュグチュうがい」を目指します。
・「グチュグチュうがい」ができないお子さん
0歳児さんなど、年齢の低いお子さんは、口に入れたものを意識して吐き出す、ことがまず難しいので、外から帰ってきたときなどは「お茶などを飲ませる」ことをしてあげてください。
胃の中には胃酸があり、かなり酸性が強い状態にあります、コロナウイルスが完全に胃酸で消えるというデータはありませんが、喉にウイルスがついているよりも確実に感染のリスクは下がります。
ですから「.うがい」ができないお子さんは、喉にウイルスが付着する時間を短くするため、こまめな水分補給がおススメです
・「グチュグチュうがい」ができるお子さん
グチュグチうがいができるお子さんは、手洗いとセットでうがいをさせてあげてください。
そして、そのあとは上記と同じように、お茶などを飲ませてあげましょう。
グチュグチうがいだけでは、喉についたウイルスを流すことはできませんので
水分をとることで、胃の中へとウイルスを移動させることが必要です。
4)免疫力を落とさない ・外での遊びを取り入れる ・抗生剤を安易に飲ませない ・発酵食品をしっかりと 具体的な対策としては ながながと書いてきましたが そんな中で一番大切なのは「みんなが気を付ける」こと。
個別での相談をご希望の方は MASIKA(ましか)助産院オンライン相談でも受け付けておりますので
これには様々な方法がありますが
外気でのコロナウルスの感染は心配ありません、ですからしっかりと外遊びをさせてあげてください。
日光には、殺菌消毒効果があるとともに、人の体に必要なビタミンの生成にも関わります。
何より、しっかりと外で遊ぶことで子供にかかる「ストレス」を減らすことは何よりの予防になります。
発熱などの症状があると、大人は心配して抗生剤を飲ませてしまいますが、ウイルスに抗生剤は効きません。
安易な抗生剤の服用は、腸内細菌のバランスを崩し身体全体の免疫を下げることに繋がる可能性があります。
熱が出た際には、お医者さんと相談して「細菌」が原因として疑われる場合を除き、抗生剤をのむことを避けるのが理想的です。
免疫システムの60%は「腸」にあると言われています
アレルギーなどにも関係ある免疫ですが、やはりウイルスにも関わってきます。
そのため「腸内環境」を良い状態に保ってあげることが感染を予防することに繋がるのです。
各ご家庭によって「できること」「できないこと」「難しいこと」は違ってくると思います。
一つ一つできることを積み重ねた先に「コロナの終息」は近づいてきます。
どこまで頑張ればいいのか分からない中、不安が増していく部分もありますが、みなさんは一人ではありません。
一緒に「脱コロナ!」を目指して頑張っていきましょう
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